ジュニアキック50冠。プロ格闘家として有名になり、ずっと格闘技やスポーツに携わっていきたい!!

PROFILE

第一学院高等学校 川越キャンパス 1年生(2024年1月取材当時)

【2023年戦績】
●IMSA(国際ムエタイスポーツ協会)105ポンド級 ランキング第6位
●True4U(タイでテレビ放送されるムエタイ大会) 105ポンド級 ランキング第5位
●WMOインターナショナル(世界ムエタイ機構)105ポンド級 チャンピオン

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中学3年生の冬にプロになった曽我さん。現在の心境を教えてくれました。

小学校に上がる前から始めたムエタイ。高校生のうちにタイでベルトを取るのが目標です。
4歳から空手をやっていましたが、「蹴りを得意とする自分のスタイルはムエタイに向いているのではないか」と思い、ムエタイのジムに通い始めました。中学3年生の時にプロデビューして、2022年12月に初めてタイでプロとして試合をしてから、以降ずっとタイで試合をしています。

日本人が相手なら負けることは少なかったですが、タイではまだランキングにすら入れていません。僕がいるミニフライ級(105ポンド・47.5kgの階級)はタイ人の選手層が厚くて、タイ人以外にベルトを取ったのは十数人しかいません。

格上の相手が多く、正直怖い気持ちもありましたが、怖いと思うからこそ練習の追い込みや対策ができましたし、覚悟も決まったと思います。そういう経験から、怖さは悪いものではなく、時には味方になってくれるとわかりました。なかなか険しい道のりですが、高校生のうちにこの階級でベルトを取りたいです。

良い意味でギャップの大きかった「通信制高校」。タイでムエタイと勉強が両立できているのは第一学院のおかげです。

ムエタイの試合はタイで行われることが多いため、高校は全日制ではなく通信制の学校に通うと決めていました。3校ほど見学に行きましたが、第一学院は自分の家から通いやすく、他の2校よりも雰囲気が良かったので、「ここなら勉強とスポーツが両立できる!」と思い入学を決めました。第一学院はキャンパスの雰囲気が「学校」という感じではなく、リラックスしながら勉強ができそうなところに魅力を感じました。

入学前は「通信制高校」について、中学校に登校できていなかった人が通うようなあまり良くないイメージを持っていました。しかし、川越キャンパスに入学してみたら友だちがたくさんできて、通信制高校のイメージが変わりました。文化祭などの行事も開催され、入学前と入学後のギャップはいい意味で大きかったです。現在、ムエタイと勉強の両立ができているのは第一学院のおかげだと実感しています。

第一学院は対面ではなくタブレットで配信される授業を受けます。中学校の授業とは形式が違うので、慣れるまで少し時間がかかりました。しかし、友だちと一緒に勉強したり、キャンパスに行けない日にはロングホームルームの内容を教えてもらったりと、周りにすごく助けてもらっています。

先生たちは勉強だけではなく、趣味やゲームの話もできるようなフレンドリーな雰囲気があり、キャンパスに行くと居心地がいいです。

自分で自由に計画を立てられるのが第一学院のいいところ。日本にいてもタイにいても無理なく勉強を進められています。

入学してから5月までは変化した環境に慣れるために、タイには行かずキャンパスに通って勉強していました。6月~9月はタイに行って1ヶ月に1回くらい試合をして、秋に日本に帰ってきてスクーリングに行ったり、キャンパスで勉強したりしました。

タイに行っている時はトレーニングをしていますが、提出しないといけないレポートは1日1個ずつコツコツ進めています。レポート提出はそれほど大変ではなく、1回30分~1時間くらいで終わるため、隙間時間を使って進めていました。提出までの日数とレポートの数を見ながら、休む日をちゃんと作って計画を立てて終わらせています。

日本にいるときの1日のスケジュールですが、朝9時30分にキャンパスに来て勉強、火曜と金曜は学校が終わったらウェイトトレーニング、それ以外は一度家に帰って少し体を休めてからジムでムエタイのトレーニングをしています。4時間くらいトレーニングをして、家に帰ったらお風呂に入って寝るだけです。

全日制の高校と違って、第一学院の場合は何時に来て何時に帰っても特に問題はありません。体調が悪かったら帰ってもいいですし、時間の使い方は自由です。そこが通信制高校のいいところのひとつだと思います。

将来はプロ格闘家として有名になりたい。引退後も格闘技やスポーツにずっと関わっていきたい。

卒業後は大学に進学しようと思っているので、ちゃんと大学に入学できるように勉強はしっかりやっていきたいです。

その後はプロ格闘家として有名になるのが夢です。ただ、格闘家をずっと続けていくことは難しく、現役が終わったあとの人生の方が長いので、引退してからは格闘技やスポーツに携わることがしたいです。

みなさんへのメッセージ

通信制高校にあまり良いイメージを持っていない人が少なからずいると思いますが、第一学院の先生や生徒、みんなフレンドリーで優しいですし、きっとそのイメージは払拭されると思います。僕はここで勉強とスポーツを両立できているので、何か目標に向かって頑張っている人は安心して入学してもらいたいです。